日本全国各地で活躍する水位計
水位計には、色々な役割があります。時には川の安全を守る手助けをしたり、時には地震の研究の一要素として、時には地下水脈を守るために使われたり、、、
水位を測るという点では同じでも、その先にある目的は千差万別。
そして、使われる水位計のなかに遠く海外からやってきたものが多く存在することをご存知ですか?
エア・ウォーター・メカトロニクス㈱が提供するケラー社、BD社の水位計は他社になり特徴・優位性を活かし、日本全国の様々な現場で採用が進んでいます。
これから水位計を検討したい、自分が考える使い方の水位計にぴったりのメーカーはどこか?日々頭を悩ませているご担当者の方々のお役に立ちたいと思い、弊社が扱う水位計がどこでどんな風に使われているのか分かりやすく解説してみました。
【 シーン1:河川 】
ニュース報道にもある通り、近年はいわゆるゲリラ豪雨によってもたらされる河川の増水による水害が社会問題となっています。弊社が提供するケラー社の水位計は日本国内の河川に多数の納入実績があり、川の安全を日々支え防災に貢献しています。危機管理型水位計としての採用実績もある信頼の水位計メーカ、それがケラー社です。
選ばれるポイント
〇消費電流<8mA、最低動作電圧3.2V~という省エネ設計で、バッテリ駆動に最適
〇RS485デジタル出力を標準搭載、無線データ送信システムへの接続が容易
【 シーン2:ため池 】
ここ数年では河川のみならず、主に農業用水用として設置されているため池で大雨による決壊が相次いで発生し、国として水害対策が急務となっています。これまで水位管理がされてこなかったため池の水位を、水位計でモニタリングしていこうという動きが本格化するなか、ケラー社の水位計の導入が始まっています。
選ばれるポイント
〇消費電流<8mA、最低動作電圧3.2V~という省エネ設計で、バッテリ駆動に最適
〇RS485デジタル出力を標準搭載、無線データ送信システムへの接続が容易
〇ため池での使用に最適とされる、圧力式水位計測を採用
【 シーン3:各種タンク 】
IoT・省力化・省人化の観点から、既設タンクに水位(レベル)計を付けるケースが年々増えています。
今まではタンクのところまで人が歩いて行ってゲージの目盛りを手書きして記録に残す方法が一般的だったようですが、昨今の高齢化・労働人口減少という現状を受けて、センサを付けることでもっと効率的に管理していこうというマインドに変わっていってるんですね。
タンクの中身には油、爆発性の危険な液体、ステンレスも腐食させてしまう酸性の液体まで実に様々なものがあります。レベルもタンクの場合は数 10cm からせいぜい数mと、基本的に川や井戸に比べて低い事が多いです。BD 社はタンクでの使用に適した水位計を豊富に取り揃えており、様々な現場のIoT化・省力化の実現に大きく貢献しています!
選ばれるポイント
〇最小測定レンジ40cm ~ タンクに多い低水位測定を実現
〇ガソリンなど爆発性の液体に使用できる、本質安全防爆タイプを用意
〇酸性の液体に使える樹脂(PP-HT またはPVDF)製モデルをラインナップ
〇ダイヤフラムにセラミックを採用 汚水槽などでの使用が可能
【 シーン4:下水道 】
マンホール内部にも増水を防ぐ目的で水位計が設置されています。
下水、つまり生活用水が流れてくるわけですから、水質と呼べるレベルではないわけです。一般的な水位計は水圧を受ける部分(ダイヤフラム)を保護する目的でキャップが付いていますが、下水だとキャップが詰まりの原因になってしまい使えません。
また水用の水位計は薄いステンレスの膜で水圧を受ける構造になっていますが、下水で使うには強度がとても足りません。
ケラーアメリカ社は下水での使用に最適化された水位計をご用意!
選ばれるポイント
〇耐摩耗性に優れる材質Kynar を受圧部に採用、優れた耐環境性能
〇短納期(最短2週間)で、急な現場トラブルにも対応可能
〇避雷素子を標準で内蔵、厳しい環境を想定した頑丈な設計
【 シーン5:地下水 】
地下水の水位計測には、色々な目的があります。
例えば建物を建造する際に、周辺の地下水脈に悪影響を及ぼしていないかを確かめるための「環境影響調査」、掘削した井戸の能力をはかる揚水試験時の水位計測、温泉用井戸の水位管理などです。
ケラー社・BD社が提供する水位計は優れた長期安定性を有し、日本各地の地面下で静かに水位を測り続けています。
選ばれるポイント
〇最小径16mm 保護管サイズVP20にも使用可能
〇避雷素子内蔵が可能 厳しい環境を想定した頑丈な設計
〇センサとメモリが一体化した水位ロガータイプもご用意